群馬相続サポートセンターブログ STAFF BLOG

いよいよ消費税10％まで、あと１ヶ月。

まだ先・・・と思っていましたが、

あっという間に増税の時期がやってきます。

 

税金の事を気にする方は非常に多いです。

『節税』という言葉は、私も含め、皆さん興味があります。

税金の負担はできるだけ少ない方がありがたいです^^

 

 

相続税についても、なるべく少なく抑えたい！と、

多くの方からご相談をお受けします。

 

そんな中、、

「借金をすると相続税が下がる」

と思っている人が多くいます。

 

これは大きな間違いです。

 

借金をしただけでは相続税は１円も下がりません。

 

しかし、専門家と呼ばれる方の中にも、

「借金をすると相続税が下がる」という間違った説明をしているケースもあります。

相続税のかかる人が、

・１億円の借金をして船を買っても、相続税は下がりません。

・１０億円の借金をして宝石を買っても、相続税は下がりません。

 

重要なのは、

借金をして買う「モノ」が何か・・・ということです。

 

 

相続財産の評価の仕方として、

通常は「時価」で評価をします。（不動産を除く）

 

しかし不動産については、相続税の計算をする際に、

売り買いの金額（時価）を使わない、というルールがあります。

 

不動産に関しては、国税庁が発表する「路線価」や

市町村が発表する「固定資産税評価額」などの指標を使ってよいということになっています。

この指標の金額は、一般的に実際の売り買いの金額（時価）よりも低いため、

結果、相続税が低くなります。

 

そう、相続税を下げているのは借金ではなく、「不動産」なのです。

 

そして、不動産は大きな買い物なので、借金することが多い・・・ということだけです。

 

不動産の金額が同じであれば、

現金で買っても、借金して買っても、相続税の下がり方は同じです。

 

 

「借金をすると相続税が下がる」という間違いをしたままだと・・・

◆現金でも買えるモノを、わざわざ金利を払って買ってしまう。

◆現金でも支払えた修繕工事を、わざわざ高金利で借りて支払ってしまう。

◆繰り上げ返済できる十分な現金があるのに、繰り上げ返済をせず、金利を払い続けてしまう。

皆さま、、お心当たりはありませんか？

 

「借金して賃貸アパートを建てると相続税が下がる」という言葉は、真実です。

 

借金ではなく、手に入れた「賃貸アパート」が相続税を下げてくれます。

 

しかし、相続税の申告が終わった後も、賃貸アパート経営はずっと続きます。

 

相続税を下げるためだけではなく、

賃貸アパート経営が末永く大丈夫か、、、ということも大事なことです。

 

世の中には様々な節税対策があります。

しかし、節税だけの目線では偏った対策になってしまい、

上手くいかないことも多くあります。

 

広い視野をもって、総合的に考えて対策していく必要がありますし、

そんなご提案をしていきたいと考えています。

 

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